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• 2023.02.23
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• タグホイヤー, フランクミュラー, ロレックス, 御徒町, 時計修理, 時計横領, 東京美宝, 東京美宝御徒町本店, 松村勝弘
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• 投稿者: キングレオ

「ロレックスが返って来ない」時計修理業者が高級時計を勝手に売却

東京の御徒町で腕時計の修理を行う会社（東京美宝御徒町本店）の社長だった男が、客から預かった高級腕時計「ROLEX（ロレックス）」1本を横領した疑いで、警視庁に逮捕された。男は、同じような手口で、およそ30件も高級腕時計などを着服、被害総額は5000万円相当にのぼるとみられている。

客から預かったロレックスを勝手に売却。修理業者は何者か。

客のロレックスを質店で売りさばく

業務上横領の疑いで逮捕されたのは、東京・台東区で、腕時計の修理・点検や販売などを手掛ける会社（東京美宝御徒町本店）を経営していた松村勝弘容疑者（43）。

警視庁上野署によると、松村容疑者は、2021年8月7日、男性客（60）から修理のために預かっていたロレックス１本（約50万円相当）を、東京の質店で売りさばき、横領した疑いが持たれている。

被害男性は、過去にも修理を依頼したことがあり、丁寧な仕上がりだったことから、8月3日に、再度時計の修理を頼んだという。ところが、その後、連絡はなく、翌9月中旬になって、会社のウェブサイトに対して問い合わせのメールを送ったとのこと。

「臨時休業で返還に時間が…」

すると、松村容疑者から、「臨時休業中で時計の返還には時間がかかっている」などと返信があったという。しかし、結局、ロレックスが返還されたなかった為、男性は上野署に被害相談を持ちかけたとのこと。この男性のロレックスについて、松村容疑者は、修理の依頼を受けた4日後には、すでに、質店で売却していたことになる。

調べに対して松村容疑者は、「修理や点検のために客から預かった腕時計を質入れして、横領したことに間違いない」と容疑を認めている。また、時計を着服した動機については、「友人からの投資話の資金に充てた」とも話しているという。

松村容疑者をめぐっては、他にも、ROLEX（ロレックス）やTAG Heuer（タグホイヤー）、FRANCK MULLER（フランクミュラー）などの高級ブランド腕時計が「返って来ない」などの相談が、およそ30件寄せられていて、被害総額は約5000万円相当にのぼるという。上野署が、今後、余罪を追及する方針だ。